子供はワンアクションでお片付けをする!子供目線の収納とは?

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子ども部屋の収納方法を考えるとき、少なからず抱くのは「できるだけ、自分でお片づけをできるようになってほしい」という想い。完璧な片付けは無理でも、「遊んだものは自分で片付けよう」と子ども自身が思って片付けてほしいですよね。

そこで、子どもにお片付けの気持ちを引き出す収納方法を紹介したいと思います。

子供の収納はワンアクションで済ませる!

先に、紹介している画像について説明します。
これは夫が自作した棚で、作った木枠に割り箸のような板をボンドで貼り、そこに100円ショップのカゴを引っ掛けて引き出しにしたものです。

そして引き出し別に「教科書」「描くもの」「おしゃれ」「ハンカチ・ティッシュ」などとラベルを貼り、学校のものも遊び道具も自分でそれぞれの場所にしまえるようにしました。デザインもよく、いいもの作ってくれたなあと私も小1の娘も大喜びでしたが、実はこれ、使い始めたら失敗作だとわかりました(笑)

なぜ失敗か、一言で言うと「子供が引き出しの中にしまおうとしない」からです。

例えば使った色鉛筆をここに片付ける場合、「1.引き出しを引っ張る → 2.色鉛筆を入れる → 3.引き出しを奥にしまいこむ」、という3ステップが必要になります。この3ステップを行うのは、子どもにとってはハードルが高いようで、この手順をせずに棚の上にぽんと置いてしまうか、棚付近の床に置いてしまうのです。

また、取り出す際も、「1.引き出しを引く → 2.欲しいものを取る → 3.引き出しを奥にしまいこむ」という同様の作業になりますが、この3ステップもまた面倒なもの。結果、夫がせっかく作ったこの棚は、引き出しの中はがらがらでその周りに物が積みあがるという状態になってしまいました。

解決策としては、引き出しを引いたりしまったりせずに、カゴからワンアクションで物が取れるように、カゴとカゴの間をもっと開けることです。始めからカゴの中身が見えていれば、しまうときもどこにしまえばいいか一目瞭然なうえ、ポンっとカゴに入れる作業だけでOKですよね。
我が家でも実際、3段の引き出しのうち真ん中を敢えて外してみたら、娘は次々と床に置かれたものをカゴに入れていましたよ。

まとめ

収納方法を考えるとき、ついつい「何をどこにしまうか」「何をどんな箱に入れるか」ということをメインに考えてしまいますが、「それは、しまいやすいか」をしっかり考えたかどうかで、その先の片付けが順調に進むかどうかが別れます。

もしあなたが、子ども部屋が片付かなくて悩んでいるとしたら、まずはどっぷり子ども目線になって、片付けたい気持ちを阻む要素がないか、チェックしてみてくださいね。それを一つずつ取り除いていけば、格段に片付く子ども部屋になりますよ。

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