レンタル収納スペースを借りる時、皆さんは見学(内見)していますか?
引っ越しの前日や当日等に慌てて借りなければいけない場合を除き、時間があれば見学しておいた方が何かと安心ですよね。以前、屋内型のレンタル収納スペースについて確認ポイントを説明(屋内型とは?快適に使うチェックポイントも紹介)しましたが、ここではレンタル収納スペースの見学時に確認しておきたい、細かいポイントを説明します。
収納するものを事前にしっかり把握!
収納する場所に気を取られていて意外と忘れがちなのが、この事前準備。収納したいモノがあるからレンタル収納スペースを借りようとしているのですから、まずは収納したいモノの大きさを測っておくことが必要ですよね。
ダンボール箱や小さな箱等であれば、あまり神経質になる必要はないのですが、例えば、整理棚や本棚等の家具類をレンタル収納スペースに導入して整理しようとしている場合は、要注意です。事前に幅、奥行、高さをしっかりと計測してから、見学に行きましょう。なお、段ボール箱でも数が多い場合には、事前に個数をカウントしておくのが良いでしょう。
「収納できる・できない」も重要なのですが、大き目のスペースを借りることは、それだけ利用料金がかかることになるので、無駄なく借りるためには、事前の計測作業は大切です。
確認しておきたい5つのポイント
見学時に確認しておきたいポイントは、モノの出し入れのしやすさです。一言でいうと簡単で当たり前ですが、細かく見るとチェックしておきたいポイントはたくさんあります。
1.家から近い?
年に一度しか使わないようなものは、家から遠く離れている場所でもあまり問題にはなりませんが、頻繁に使うものや、いつ必要になるかはわからないけど、必要な時にはすぐに取りに行く必要があるものは、家から近いレンタル収納スペースに保管しておきたいですよね。
見学する際に、家からの交通手段や所要時間を確認しておきましょう。
2.駐車場はある?
お車を利用しない方や都市部にお住いの方は、駐車場が無くても問題はないかもしれません。
一方、郊外の方や普段から車で通勤されている方は、駐車場があった方が何かと便利です。駐車場がある場合は、駐車場からレンタル収納スペースの入口までが近いかどうかを確認しておきましょう。当然ですが、近い方がお荷物の移動が楽です。
駐車場が無い場合は、近隣にコインパーキングがあるか、あまりお勧めはできませんが、一時的に停車させておく場所があるか等を確認しておきましょう。
3.段差や階段の有無は?
屋内型も屋外型も、荷物を運んで収納庫にたどり着くまでに、段差や階段が障害にならないかを確認しておきましょう。
コスト面だけで利用料金が安い場所に決めてしまうと、階段や段差などがあり、収納するのに一苦労ということがあるので、ここはしっかりと確認すべきポイントです。台車を貸与している場合もあるので、その点も確認しておきましょう。
4.モノを入れやすいか?
事前準備で計測しておいたモノが、収納庫に収まるかを確認する必要があります。収納庫の大きさを測って、収納予定のモノの大きさと比較して収納庫の方が大きいから問題なしというのはやや危険です。収納庫の扉、(屋内型の場合は)レンタル収納スペースエリアに入る際の扉のサイズと比較して、収納予定のモノが通ることができるかを確認する必要があります。
また、見落とされがちなのが、収納庫の間にある通路の幅。幅の大きなモノを収納庫に入れようとする際に、モノを回転させる必要がある場合は、十分な回転半径が取れるかどうかを確認しておきましょう。なお、メジャーは持参して行くのが無難です。
5.温度管理、湿度管理、換気
レンタル収納スペースの場合、換気とエアコンの組み合わせが多いのではと思います。換気はビルに敷設された換気システムや換気扇等があるかを確認しましょう。また、温度管理や湿度管理については、「エアコンで温度や湿度を設定しています」というものから「いつも一定の定温管理」というものまで様々ですので、お店の人によく確認しておくことが必要でしょう。
まとめ
レンタル収納スペースは、言ってみればモノの住まいです。住まいを探すのと同じように、事前準備をした上で見学しましょう。本稿を参考にして、見学に行ってみて下さいね。